・はじめに

「国際関係学科って何しているの? 」
おそらく多くの方がこのような疑問を持つでしょう。
しかし在学生の私ですら、まだ明確な答えを言うことができません。なぜでしょうか。―それは、「何でもあり」な学科だからです。

国際関係学科の研究対象範囲は実に広義に渡ります。政治、経済、文化、歴史・・・昨今の混濁した国際社会へ様々な分野から多角的にアプローチすることで、世界の諸問題に取り組める人材になることが目標として挙げられます。

したがって、この国際関係学科はおそら様々な人に向いている学科と言えるでしょう。異文化や国際社会に興味がある人は勿論、現代社会全般の事情についてもっと見識を深めたい人なら誰でもこの学科で学ぶ資格はあります。
・じゃあ何を学ぶの?

グローバル社会の到来を迎えた現代において、もはや世界共通語として当たり前に使用されている英語を、国際関係学科では必修言語としており、1年次にはリーディング・ライティング・会話の授業を授業を週4回履修し、基礎的な英語力の向上を目指します。その他第二外国語(仏・独・露・西・中・ポから選択)を週2回を2年間履修、また、2~3年次に「諸地域言語」として、朝鮮語、ラテン語、イタリア語、インドネシア語、デンマーク語などが必修であり、在学中に3カ国語に触れることができ、多文化社会にふさわしい「国際人」になるための大きな足がかりとなるでしょう。

その他専門科目として、1年次から愛知県内の国際交流に関わりのある施設・機関を実際に訪問し、レポートを作成するなど実践的な授業が用意されており、2年次以降は、国際関係史、国際法・政治・経済学、NPO論、民族学、文化人類学、多文化共生論、民族音楽研究など多種多様な専門科目から自分の興味関心に合わせて授業を選択して、知識を深めていくことができます。

 
  ・大学一アクティブな学科。行事、海外体験が盛ん

私たちはこの国際関係学科を「大学一アクティブな学科」と自認できる自信があります。学科が年間に企画する多彩な行事・イベントがあること、そして何より、外部のイベントや海外留学などに積極的に参加している学生が非常に多いことです。

学科内では毎年新入生歓迎合宿を開催、夏休み明けには学生の世界各国からのお土産とともに旅行記を発表する「旅の報告会」、大学祭でのブース出展を行ったり、また学外では中部地区最大の国際交流イベントである「ワールドコラボフェスタ」への出展をはじめとする地域の異文化がテーマのイベントに参加をしています。

そして、特筆すべき事として、学生の大半が在学中に留学(短期の語学研修を含む)を経験することです。海外の協定大学も多く、留学支援制度も整っています。このように、国際関係学科は、「大学で色々な体験をしたい!」というあなたの夢を叶える絶好の場ではないでしょうか。
・「国際関係」を愛知県立大学で学ぶメリット

昨今のグローバル社会の中で、日本でも「国際関係学部・学科」を名乗る大学が増えてきました。そのような中、愛知県立大学の「国際関係学科」をお勧めする理由をご紹介します。

まず、三大都市である名古屋にほど近い、2005年に開催された愛・地球博の会場跡のそばに大学が隣接していることです。また、愛知県は国内きっての「もの作り」の地域であり、そこで働くブラジル人や中国人など多くの外国人が集住していることから、異文化に直に接する機会が多いです。実際に授業ではこれらの地域に赴きフィールドワークをすることもあります。

次に、本大学が公立大学であることです。「国際関係学部・学科」を名乗る大学の多くが私立大学で、また、名古屋近郊の国公立大学で国際関係について専門的に学べる所は本学の国際関係学科に限られてくるでしょう。

そして、本学の国際関係学科は募集人数が40名(一般入試)ときわめて少人数であるため、きめの細かく質の高い学びが約束されます。

このような素晴らしい環境の下、私たちと一緒に世界の諸問題について一緒に考え、学んでいきませんか。 少しでも興味をお持ちになったら、毎年8月に開催されるオープンキャンパスへ是非足を運んでみてください。
 


Last Update :2014.11.30

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